東京,JAPAN day1

朝目覚めた瞬間、嫌な予感がした。恐る恐る時計を見ると、とっくに高速バスが出発する時間だった。

 
東京で会う予定だった友人に謝り倒し、一本後のバスで向かうことに。ああ、CDアルバム一枚買えちゃう…。しかし、朝遅かったおかげで穏やかな出発になったので、これはこれで良かったと言い聞かせる。もう、自分を必要以上に責めるのはやめたのだ。それより、ゆとりある時間の中で有意義に時間を使う方ががよっぽどいい。
 
忙しい時読めなかったイスラムに関する本を読む。たっぷり寝たおかげで、しっかりと内容が頭に入ってきた。

 

 

 

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

 

 

 

 

 
残虐の限りを尽くすISISの人たちが、何を目指して何を理想としているのか知らなくてはならない、と思う。わたしは仏教だから関係はないと心のどこかで思ってしまっていたけど、ISISの人たちは世界征服を望んでる、彼らが万が一望みを達成するのであれば無関係ではいられない。
 
新書を少し読み疲れたら、坂口安吾堕落論を読んだ。難しいイメージがあって避けてしまっていたけど、比較的平易な文章でスルスルと読めてしまった。所々にユーモアがちりばめられていて、とても面白い。
f:id:heaco65:20150331133452j:plain
 
 
バスは渋滞に捕まることもなく、定刻通り渋谷へ着いた。渋谷は相変わらずお祭りのように人が溢れている。供給過多な広告の海。井の頭線のホームからスクランブルを見下ろすと、鳥にでもなれた気持ちになる。
 
渋谷ハチ公近くで友人を待っていたら、おじいさんに話しかけられた。少し警戒してしまったが、ハチ公の本物は上野にいるから行ってみるといいと有益な情報をくれた。生まれも育ちも東京だというおじいさんは、ハイカラなシャツや帽子を召していて、とても素敵。こんな風に年をとりたいな。
 
高校時代の友人とは、1年ぶり。とっても美人な友達は、こんなにたくさんいる人の中でもキラキラ光っていた。少し歩いて、中心街の”JINNAN CAFE”へ。
 
おしゃべりは止まらなかった。仕事のこと、恋愛のこと、最近見た映画や読んだ本の話…おしゃれな東京のカフェで、二人して20代の女性の皮をかぶっているけど、話しているうちにどんどん気持ちが高校の頃に舞い戻ってしまった。娯楽が何にもない片田舎のミニストップで、二人とも紺色のブレザー制服のまま何時間でもはしゃいでいたあの頃。
 
久しぶりの再会では、数時間では全然足りなかった。帰り際、お仕事お疲れ様、と謎の袋をくれ、よく見たらテニスの王子様ミュージカルのパンフレットやらプロマイドやらだった。今日来れなかったもう一人の高校の友人と池袋で一緒に買ってくれたらしい。(私は昔凄まじい腐女子だったのだ…笑)思わず爆笑してしまったが、照れ屋な友人たちなりの”よく頑張ったね、お疲れ様”の声が聞こえて、思わず目頭が熱くなった。
 
そして、今回の東京旅行最大の目的である恵比寿へ。数年の沈黙を経て昨年最大傑作”out of blue”を生み出したAPOGEEのライブ!!
 
f:id:heaco65:20150331133510j:plain
f:id:heaco65:20150331133558j:plain
f:id:heaco65:20150331133611j:plain
 
写真お借りしました→apogeepoint
 
アルバムが名作中の名作だっただけに、ワクワクが止まらない。出だしは表題作の”out of blue”
 
あぁ、APOGEEが帰ってきたと涙が出そうだった。パッと聞きキラキラしていて眩しいくらいなのに、よくよく聞くとベースとドラムがものすごく自由かつしっかりビートを刻んでいて、程よい浮遊感。APOGEEはオシャレなのになぜか切なくも鋭くもあり、その絶妙なバランスがやみつきになる。いつも”ズルいなぁ…”というため息がなぜか出ちゃうんだけど、なぜか彼らには”ズルい”という言葉が似合う。それはもちろん、最上級の褒め言葉として。
 
やはり生で聞くと、いわゆるリズム隊の鼓動がズンと腹に来て、CDとはまた違った味わいが出る。”grayman”や”tonight”は、ロック寄りの曲なのでめちゃくちゃバンドアレンジがカッコよかった。”a boy in the river”は、勝手にすごく青いイメージがあった(riverという響きからかな?)んだけど、照明が真っ赤で意外だった。永野さんは夕暮れのイメージだったのかな?と勝手に想像する。
 
途中レオ今井さんが新曲をコラボ!とってもカッコよかった。APOGEEのビート感とラップってすごくいい化学反応!過去の名曲”ESCAPE”、鳥肌立つほど良かった…!
 
あぁ、全然感動した感想を書ききれないんだけど笑、もう本当に良かった。こんなにカッコいいもの見させてくれて本当にありがとう!APOGEE
 
その後、たまたま渋谷で照明の仕事をしていた幼馴染とタイ料理屋へ。一緒にドイツ行く約束してるので、旅話で盛り上がる盛り上がる!店員全員がタイ人だったのだけど、注文から何から何まで適当で思わず幼馴染と爆笑してしまった。ご飯はとても美味しかった。
 
その後蔵前のゲストハウスまで大移動し、就寝。外人がとても多く集まるオシャレなゲストハウスで、ちょっとだけ話したけども眠気の方が勝ってしまい就寝。もうちょっと余裕があったら色々話したかった。ここ最近、旅行に行っても一人でずっと寂しい就寝タイムだったので、遠くからくすくす笑いが聞こえて眠るのは、かえって心地よかった。